中小・小規模企業に合った経営分析⑦(最終回)

 今回は、私の専門分野の労働分配率は適正かについて解説します。

①労働分配率は、人件費÷付加価値です。

 歴史は、アメリカのラッカーが唱えたラッカープラン(統計的に見て、

 過去の平均的な労働分配率を固定すれば、過去と同じような

 企業成長が出来るだろうという考え方)です。戦後、アメリカからの

 輸入知識として日本で普及しました。

 

②人件費についての一つの考え方

 二人の社員が、1.5倍づつの仕事をしますと、2.25倍

 即ち、2倍以上の仕事となります。結果として会社に

 利益をもたらします。しかし、二人の社員が1倍づつの

 仕事をしたのでは二人合わせても1倍にしかなりません。

 やはり、1.5倍の社員を育てることが、大切です。

 

③御社の社員の成長をどんな時感じますか。

 「仕事を安心して任せられるようになった時」「お客様から

 の評価が高くなった時」等々であると思います。

 その感じた時の御社の労働分配率と以前の労働分配率を

 比較して下さい。新たな発見があると思います。

㊟ 労働分配率は、通常役員報酬も含みますので、その点は

   加味しなければいけません。